おもちゃを選ぶとき、何よりもまず第一に気をつけてほしい「安全性」について。
日本では「食品衛生法」により、6歳未満の子どもが使うおもちゃについての安全基準が定められています。
小さな子どもがおもちゃで遊ぶ時、お口に運んで舐めたりくわえたりすることが多いため、健康を損なうおそれのある原材料や有害物質が溶け出す可能性がある塗料などの使用を制限するための制度です。
つまり、この法律に則った検査に合格したおもちゃであれば、安心して小さなお子さんに遊ばせてあげられるということです。
ここで注意してほしいことがひとつ。
対象年齢が6歳以上と表示されているおもちゃや、乳幼児向けではない雑貨として販売されているものは、食品衛生法の規制「対象外」であるということです。
まるで小さな子ども向けのおもちゃのように見えるモノでも「雑貨」として販売されているケースは、街の中では珍しくありません。
こうしたケースでは、その商品はあくまでも子ども向けでない雑貨ですので、食品衛生法の安全基準を満たしていない可能性も十分に考えられます。
また「○○社の店舗で販売された商品△×◇の塗料から有害な成分が溶け出すことが判明し、回収を呼びかけています」なんてニュースなども、時折見かけることもありますね。
だからといって、お子さんがモノを口に運ぶことを、なんでもかんでもむやみにやめさせることは、あまりおすすめできません。
乳幼児があらゆるものを口に運ぶのは、それがどんなモノなのか確かめるための(本人にとっては)最も確かな方法であり、生まれてきた世界への好奇心を満たす本能的な行動でもあるものです。
目の前に見えるものを触って、舐めて、撫でて、叩いて、引っ張って。。。様々な方法で、その子なりの発見をすることが、その子の好奇心、探求心を育み、達成感を与えるものだと思います。
大切なお子さんに与えるおもちゃ。まずは安全性を第一に選んであげてください。
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