「知る」ことは、「感じる」ことの半分も重要ではない。
「センス・オブ・ワンダー(The Sense of Wonder)」
(レイチェル・カーソン 著,上遠恵子 訳)の中の言葉です。
今日、この言葉を紹介したのは、
この一節を引用して書かれた「ある方」の想いに
私たちが共感したひとつのお話しを
お伝えしたいからです。
日々の暮らしの中で、
「知る」ことに偏って、
「感じる」機会が極端に少なくなりがちなこと、
ずっと気がかりに思ってきました。
手の上の小さな画面の向こう側の情報に夢中になり、
自然に触れても、知識を身につけることに気をとられ、
生活をとりまく環境から意識は遠ざかり、
五感を使い「感じる」機会が減っていく。
時代の流れ、ともいうのでしょう。
子を持つ親として、
自分自身のこととしても、
危惧していました。
そんな中で、
身近に里山や森と呼べる環境があり、
気軽に子どもたちを連れていけるって、
自然に触れる体験ができて、
とても素晴らしいこと。
単純に、そう思っていました。
でも、
その身近な里山の環境も、実は、
人の手が入らなければ荒れる一方で。
そしてその森の手入れの担い手も、
様々な事情が相まって、不足している。
そんな現状があるのだそうです。
身近な自然。
当たり前にあるものと思っていましたが、
多分、違うんですよね。
自然と共生するための知恵や技術を、
きちんと次世代に伝えていくための環境と場は、
もはや意識して守らないと、
次世代に引き継ぐことすらも難しい。
とはいっても、私たちに何ができる?
というところに、
具体的なアクションを起こしていらっしゃるのが
今日ご紹介する、中村令子さん。
昨年と一昨年の「木育おもちゃFesta」を主催された
「子育て支援ステーション ニッセ」の代表を務める方です。
昨年と一昨年、地元、千葉で「木育おもちゃFesta」を
主催され、私たちもお手伝いをさせていただきました。
今年の1月に開催しました
「親子で学ぶ積み木ワークショップ」で、
快く会場をお借しくださったのも、中村さんでした。
今回、中村さんが新たに取り組もうとしているアイデアは、
荒れる一方の里山に子ども達を連れ出して、
森づくりを学び、体験し、森を再生しましょう、と。
「環境教育」と「里山の手入れ」を同時に実現して、
貴重な地域資源を次世代に引き継ぎましょう、と。
なんて素敵なアイデアなんでしょう!
子ども達の健やかな育ち、遊び、学び、そして
次世代に引き継ぐことを、真剣に考え、
実行する。
中村さんの行動力に、敬服します。
森を整備する道具や器具の調達などに必要な費用を
今回、クラウドファンディングで募っていらっしゃいます。
微力ながら、プチボナムも応援しています。
共感いただける方、ぜひ、一緒にご支援ください。
ご支援いただける方に届くよう、ぜひ、
情報をシェアしていただけましたら嬉しいです。
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